疑似要素(Pseudo-elements)は、HTMLの要素に対して疑似的な内容や装飾を追加するためのCSSの機能です。
特に ::before や ::after がよく使われ、要素の前後にコンテンツを追加できます。
::before と ::after の基本
・要素の前(::before)または後(::after)に内容を追加できる。



contentプロパティ
・content に指定できる値
値 | 説明 |
“テキスト” | 文字を追加 |
“ ” | 何も追加しない(デフォルト) |
attr (属性名) | HTML属性の値を取得 |
url (画像パス) | 背景画像を追加 |
例:HTMLの data-text 属性を取得



::before / ::after の応用例
・ボタンに矢印をつける



・見出しに装飾をつける



・ ::before を使って枠線を作る



黒い枠の外側に赤い枠を作れる!
・::after を使って背景を作る



ボックスの後ろに半透明の黒い背景を追加できる!
疑似要素の注意点
インライン要素には ::before / ::after は適用されにくい
→ display: block; や inline-block; を追加すると適用しやすくなる。

疑似要素の中にはHTMLを入れられない。
→どうしてもHTMLを入れたい場合はJavaScriptを使う。
まとめ
疑似要素 | 役割 |
::before | 要素の前にコンテンツを追加 |
::after | 要素の後にコンテンツを追加 |
content | テキストや画像を追加できる |
positionを併用 | 装飾や背景を作れる |
疑似要素を使うと、HTMLを変えずにデザインを強化できるので、ぜひ活用してみてください^^!
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